最近、よく話題になるAIイラストってありますよね。
文字で要素を伝えるだけで、簡単に綺麗なイラストを生成してくれるので絵心のない人でも自分好みの絵を出力できるようになります!
しかし、こうして作られるイラストはもともと人の手によって書かれたイラストを学習させて作られていることから、著作権はどうなるのか、イラストレーターの画風の盗用はいかがなものかと、たびたび問題になります。
僕も絵を描く側の人間なので、一日かけて一生懸命描いた絵を一瞬で生成されてしまっては
「僕は何を一日頑張っていたのだろうか」
「人間はなぜこの世に誕生したのだろうか」
「そもそもビックバンはなぜ起こったのだろうか」
と、宇宙の誕生まで思考を巡らせる羽目になります。
しかし、AIイラストの技術は素晴らしいもので、これを使わないでいるのは”MOTTAINAI~もったいない~”とルー大柴も言っていました。※1
そのため、上記の問題に引っかからないAIの活用法を考えてきました。
それがキャラデザインのアイデアだしに活用するといったものです。
キャラデザインでの活用方法
キャラデザインは大変!
キャラクターを考えたことがある人ならわかると思うのですが、キャラデザインって大変なんですよね。
この性格のキャラはどんな服を、どんな髪形を、どんな靴をしているのだろうか。
要素を挙げていくだけでも大変なのに、ここからイラストにも起こさないといけないとなると、細かいデティールや色まで練る必要があります。
日常生活での、自分自身のキャラクターすら定まってないのに、全く新しいキャラクターを一から百まで考えるなんて無理に決まっているんですよ。
キャラデザインの工程
キャラクターデザインには大きく三つの工程があります。
一、設定を考える
二、要素を抜き出す
三、イラストに起こす
一の工程の設定というのは、世界観やキャラクターの立場、性格もろもろのことを指します。キャラクターの土台になる一番大事な部分です。
二の工程では、設定をもとに何を身に着けているのかを考えます。例えば、学生だったらブレザーなのか学ランなのかセーラー服なのか。こうした細かい要素を挙げていくわけです。
三の工程では、この要素をもとにイラストを描いていきます。見た目だけでも世界観や役などが伝わると、いいデザインといえるのかなと思います。
AIイラストの活用
ではAIイラストはどこで活躍するのかというと、二と三の工程の間です。
例えば、髪留めをつけていると要素を挙げたとしますが、髪留め一つをとっても様々です。ヘアクリップかもしれませんし、かんざしのような刺すタイプもあります。はたまた、カチューシャかもしれません。
なんなら、シュシュに決めたとしてもどんな色にするのか、大きさは?などと考えなくてはならないことが山積みです。
やっとこ決めて書き始めても、納得いかないキャラデザインになってしまってはまた考え直しになってしまいます。
そこで、AIイラストを使ってみたらどうでしょうか。
髪留めをつけているキャラを出力して、そこから自分のキャラクターにあったデザインの髪留めを選べばいいだけです。
0から1を生むのは大変ですが、AIイラストを出力してしまえば選ぶだけでいいですし、失敗も少なくなります。
こうして出来上がったイラストから、いい要素を抜粋して一つのキャラクターを作り上げるわけですね。
実際に作ってみる
では、ここからは実際にAIを活用して作っていきたいと思います。
せっかくですから、このブログの顔となる「かるめちゃん」を作っていきます。
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